2011年2月20日日曜日

健食市場 アンチエイジングとケア商品は堅調

 矢野経済研究所は健康食品市場について「市場全体としては縮小傾向にあるものの、美容やアンチエイジング、エイジングケア商品は引き続き堅調」との市場調査結果を1月19日までに公表した。

 調査は昨年10月から12月の間に、健康食品メーカーや一般食品メーカー、製薬メーカー、関連団体、管轄官庁などを対象に同社の研究員が実施。健康食品の形状は錠剤,カプセル、粉末、ミニドリンクのタイプの商品のみを対象にしたとしている。

 それによると、2008年度の健康食品市場規模は前年度比1.4%減少し、6698億円(メーカー出荷金額ベース)で、2006年度以降、市場は縮小基調にあるとしている。背景には「行政による規制?監視の強化、健康情報番組の減少によるヒット素材の不在などが挙げられるが、景況感悪化による消費者の支出抑制傾向が強まっていることもあり、最も懸念される要因となっている」と指摘。

 特に「消費者の消費不振は高額品を中心に影響を及ぼしており、効用に対する価値と商品価格を冷静に見極め、不要不急の摂取抑制をする消費者も多いと推察される。その一方で、消費者自身が価値を認めた商品については継続摂取をする傾向にあるのも事実で、とくにコラーゲンなどの美容関連や関節対策で人気の高いグルコサミンは厳しい状況のなかでも堅調に推移している」と分析。

 2009年度については「消費者庁の発足とともに、消費者保護と悪徳事業者に対する規制強化が引き続き実施されるものと見られるが、その一方で消費者の消費抑制傾向は強固になると考えられるため、前年度比1.2%減少の6620億円と予測するが、消費者需要の高い美容?アンチエイジング、エイジングケア(中高年齢対策)など効用のある商品は引き続き堅調に推移するものと考える」と市場動向を分析している。(編集担当:福角やすえ)

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引用元:売買 不動産 | 松山市

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